1991年に登場した高性能コンピュータで、32ビットアドレッシングでいわゆる「2000年問題」も全く関係なかった。
EATHERネットを使ったLANが簡単に構築できるし、この数年後、爆発的に普及したインターネットにも簡単に対応できた。
フロッグデザイン社の「スノーホワイト」を踏襲する最後のマッキントッシュとなった。
内部へのアクセスもドライバ1本で驚異的な簡便さであり、メインテナンス性も高い。
メモリが30ピンのSIMMであることやバススロットが少ないので、I/Oポートが同じQUADRA650のロジックボード(コードネームはウォンバット。)に入れ替え、PPC601アップグレードカードを拡張しパワーアップすることもよく行われていた。
PPCにアップグレードするとWord98、Excel98、OutlookExpress等が使える。
インターネットブラウザはicabくらいで、ネットは出来るが、「今や使えるレベルでは到底ない。」というのが正直なところであり、メールのやり取りか、古いアプリケーションを使って懐古趣味に身を投じるという使い方が適当であろう。
このクアドラ700は拡張カードにRadius Thunder IV 1600GXグラフィックカード、FWB Jackhammer SCSIカード、HDDはSeagateのバラクーダとかなり奢っている。
RadusのPhotoengineは、仮想メモリ使用とすると、使えないので、ロジックボードをウォンバットに換装し、メモリをオンボード含めて136M搭載としている。
なお、オリジナルのロジックボードはストックしている。
モニターは初期のトリニトロン管の13インチRGBモニタにレアなユニバーサルスタンドを組み合わせている。キーボードはキータッチの歯切れがいいメカニカル、マウスは白玉と本体含めすべて米国製である。
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