2016年9月10日土曜日

SIERRA DESIGNS マウンテンパーカ タグと年代

70年代後半のシエラパーカ。60/40のタグのみでボタンはフラットでロゴマークは無い、古い時代のものです。

 これは80年代初期のものです。60/40のタグが真ん中になり、その下にいわゆる「7本杉タグ」が復活して縫い付けられています。
 68年から70年代初期のタグは「7本杉に"BERKELEY"表記」ですが、80年代初期のものは「7本杉に"OAKLAND"表記」です。
 ボタンはフラットからロゴマークと社名が刻印されたものになります。
 背中のポケットのジッパーは、「YKK」や「IDEAL」などのメーカーのものが採用され、色々のバリエーションがあります。
 「MONOマガジン アウトドアスタイル 1986」にこれと同じパーカが紹介されていますが、1986年2月の時点では、「販売されているパーカのタグが違う・・。」と思った記憶があります。
 
そして、創業者が去る1984年頃、タグが変わります。「8本杉に"OAKLAND"」表記になります。
 ボタンは刻印があります。背中のポケットのジッパーはYKK製です。
 ここまでの正規輸入代理店は「スタック大倉」で、70年代に60/40のタグが付いていた位置に輸入代理店のタグが縫い付けられています。
 創業者が会社を去った後、タグは三角形の幾何学模様の山のデザインに変更されます。
 フィールド・アンド・ストリーム日本版第1号(1986年10月発行)に紹介されているシエラパーカの写真にはこの三角形のタグが写っていますので、86年から87年が三角形マークのタグ付きとなると思います。
 その後、20周年モデル、つまり1988年モデルでは「8本杉に"BERKELEY"表記」のタグが縫い付けられます。輸入代理店のタグは、「大倉スポーツ」となります。60/40のタグも70年代の位置に戻ります。

  その後、90年代前半に「3本杉」タグになります。写真は「デイトリッパー」の復刻のディパックです。


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